ダイヤモンド工事

ダイヤモンド工事の概要
ダイヤモンド工事は、硬い工業用ダイヤモンド工具を用い、コンクリートやアスファルト、金属などを切断・穿孔(穴開け)する工事です。騒音・振動・粉塵を抑えた施工が可能で、周辺環境への影響を最小限に抑えながら、高い精度が求められます。環境に配慮された技術として、補修・改修・解体工事など幅広く用いられています。
主な特徴
- 打撃音や振動が少なく、人や周辺環境への影響を抑えた施工が可能
- 床、壁、柱など、部位を問わず多様な構造物に対応
- 維持、補修から解体まで、工事目的に応じた柔軟な施工が可能
- 高精度な切断、穿孔により、後工程の品質確保につながる
第一建興江島の強み
- 公共工事基準に応える品質管理:
国土交通省「切断・穿孔工事施工能力見える化」認定を取得。公共工事基準に応える品質管理体制がある - 幅広いダイヤモンド工事に対応:
ワイヤーソー、ウォールソー、コアドリル、グルービング、バースターなど幅広いダイヤモンド工事を自社で一貫対応 - 現場環境に合わせた最適工法の選択が可能:
現場環境や構造条件に応じ、湿式・乾式・SGフォームを使い分け、粉塵・騒音・振動を抑えた最適な工法選定が可能 - 難条件の切断に強い技術力:
水中、高所、狭隘部、斜め切り、厚肉構造物、大断面など難条件下での切断・穿孔にも対応 - 高精度・安全性の高い施工:
補助滑車を使った自由な巻き掛け、高精度な切断ライン確保、周辺構造物への影響が少ない施工など高精度で高安全 - 低騒音・低粉塵・無振動で周辺環境にやさしい:
都市部や夜間作業、橋梁・ダムなどの重要構造物でも安心して施工が可能
工法の種類
ワイヤーソー工法


ワイヤーソー工法は、ダイヤモンドチップを埋め込んだワイヤーを対象物に巻き付け、高速回転させることで切断する工法です。切断対象を囲うように施工できるため、大断面や複雑な形状の構造物にも対応できます。
第一建興江島では油圧式3台、高周波式3台の計6台の設備体制を有し、コンクリートに限らず、鉄・亜鉛・ステンレスなど各種金属の切断実績も豊富です。
- 高い切断能力:ダイヤモンドチップを使用しているため、鉄筋コンクリートや鉄など、様々な硬い対象物を切断可能
- 柔軟な対応:ワイヤーは柔軟性があり、切断する対象物の形状に合わせて長さを調整します。そのため狭い場所や高所、水中や複雑な形状の構造物でも切断が可能
- 低振動、低騒音、低粉じん:低振動、低騒音、低粉じんで切断できるため、住宅街や病院、ホテルなど騒音や粉じん、振動に規制がある場所での作業に適しています
| 工法名 | ワイヤーソー工法 |
| 主な用途 | ・橋梁・ダム・高架水槽・煙突など大型コンクリート構造物の解体、壁開口や厚肉構造の切断 ・大規模構造物の切断・分割撤去 ・橋脚、擁壁、基礎、大型ブロックの切断 ・人力での機械設置が困難な構造物 ・重量物の安全なブロック化撤去 |
| 対応可能な環境 | ・騒音対策の現場でも施工可能 ・幅広い条件下で施工が可能 |
| その他 | 作業員の安全と周囲環境への配慮が両立可能 |
バックホーワイヤーソー工法


バックホーワイヤーソー工法は、バックホー(ショベルカーの一種)のアーム先端にワイヤーソー装置を取り付け、バックホーの可動域と高さを活かしてコンクリート構造物を切断する工法です。従来のワイヤーソーでは、2m以上の高所で切断を行う際、駆動機やガイド装置の設置に足場が必要でしたが、本工法ではバックホー自体が「装置の保持・位置決め」を担うため、足場を組まずに高所切断が可能です。
その結果、準備作業の短縮や安全性の向上、施工スペースの削減といったメリットが得られます。固定式ワイヤーソーに比べて、バックホーの自由な位置調整によりワイヤーの巻き掛けや角度変更が容易で、単純な平切りから特殊形状の切断まで、幅広い現場に対応できる工法として活用されています。
- 2m以上の高所切断でも足場を必要とせず、設置・撤去にかかる時間やコストを大幅に削減
- アームの伸縮・旋回によって細かな位置調整が可能で、切断角度の自由度が高い
- バックホーが入れる現場であれば、幅広い条件下で施工が可能
| 工法名 | バックホーワイヤーソー工法 |
| 主な用途 | ・橋梁・ダム・高架水槽・煙突など大型コンクリート構造物の解体、壁開口や厚肉構造の切断 ・大規模構造物の切断・分割撤去 ・橋脚、擁壁、基礎、大型ブロックの切断 ・人力での機械設置が困難な構造物 ・重量物の安全なブロック化撤去 |
| 対応可能な環境 | バックホーが入れる現場であれば、幅広い条件下で施工が可能 |
| その他 | 機械の移動、再セットのロスが少ない |
ウォールソー工法


ウォールソー工法はコンクリート壁や橋梁、床版などの厚い構造物を、ダイヤモンドブレードを用いて正確に切断する工法です。鉄筋コンクリートにも対応でき、設計図どおりの寸法で切断できます。
施工時は切断面にガイドを設置し、ウォールソーマシンでブレードを回転させながらコンクリートの切断を行います。振動や騒音が少なく、粉じんも抑制できるため、都市部や稼働中の施設でも安全に施工可能です。高い切断精度を活かし、部分撤去や設備貫通孔の作成など、幅広い用途に対応します。
- 設計図どおりの寸法・角度で、精度の高い切断が可能
- 切断面にガイドを設置して施工するため、手切りに比べて安定した高精度を確保
- 低振動、低騒音、低粉じんで、屋内や稼働中施設でも施工しやすい
| 工法名 | ウォールソー工法 |
| 主な用途 | ・コンクリート壁、床、梁の切断 ・開口部の新設 ・橋梁、擁壁、土木構造物の切断 ・振動、騒音を抑えた高精度切断が必要な現場 ・厚みのある構造物の切断 |
| 対応可能な環境 | 屋内、屋外さまざまな環境で対応可能 |
| その他 | 切断面の仕上がりがきれいで、部分撤去や後工程の作業効率向上につながる |
コアボーリング工法


コアボーリング工法は、コンクリート構造物(床版・橋梁・壁・柱など)に、円筒形の孔を正確に開ける工法です。ダイヤモンドビットを電動式コアマシンに取り付け、コアマシンに取り付けたダイヤモンドビットを回転させ削孔することで、直径・深さともに精度の高い孔を形成できます。構造物の改修や補強、設備設置、耐震補強など幅広い用途に用いられます。例えばアンカーボルトの設置や配管・ケーブルの貫通孔、試験用サンプルの採取などに対応します。
特徴として振動や衝撃が少なく、周囲のコンクリートをほとんど傷めないため、老朽化した構造物や精密な補修工事にも適しています。孔径や深さの自由度が高く、現場条件に応じた柔軟な施工が可能です。
- 指定径、指定深さで正確に削孔できるため、あと施工アンカーや配管設置に最適
- 既存構造物を傷めにくく、安全に施工可能
- 床版、橋梁、壁、柱などの場所で、垂直/水平/斜めなど任意方向で削孔可能
- 室内や足場上などの制約がある場所でも施工が可能
| 工法名 | コアボーリング工法 |
| 主な用途 | ・コンクリート構造物の穴あけ ・設置用の削孔 ・コンクリート試験体(コア供試体)の採取 ・排水設備の取付孔 ・大口径孔を利用した解体・撤去作業 |
| 対応可能な環境 | 室内や足場上などの制約がある場所でも施工が可能 |
| その他 | ・コンクリート強度試験や、サンプル採取にも利用可能 ・鉄筋の切断も可能 ・油圧タイプにより、水中での施工も可能 |